観世青年研究能

公演日時:2020/08/09(日・SUN) 13:00~
主催:京都観世会
演目:
(能)賀茂      浦田親良
(狂言)附子     山本善之
           岡村宏懇
(能)車僧      谷弘之助
入場料:
一般前売 ¥2,000
一般当日 ¥2,500
学  生 ¥1,500


演目解説

賀茂 かも
 室の明神に仕える神職が、室とご一体であるという都の賀茂明神へ参詣した。川辺に新しく祭壇が築かれ、白木綿に白羽の矢が立てられていたので不審に思い、水汲みの女性二人に尋ねると、その御矢は当社の御神体とも御神物とも崇めているものであると言い、そのいわれを語る。女は洛中洛外の川の名所を挙げつつ水を汲み神に手向け、やがて自分は神であると言い捨てて神隠れする。          〈中入〉
 やがて女体の御祖神、つづいて別雷神が出現して雷鳴をとどろかせ国土を守護する神威を示すのだった。

車僧 くるまぞう
 いつも牛のいない破れ車に乗って往来するので「車僧」と呼ばれる奇僧がいた。ある雪の日、車僧が車に乗って嵯峨野から西山の麓へやって来て、雪景色を眺めて楽しんでいる。そこに山伏姿の愛宕山の天狗・太郎坊が現れて魔道に誘惑しようと禅問答をしかけるが、軽くあしらわれる。太郎坊は再度の挑戦を約して、雲に乗って飛び去る。                                〈中入〉
 やがて、太郎坊が本来の大天狗の姿で現れ、車僧に行くらべを挑むが失敗する。太郎坊はその法力に恐れをなし、ついには敬意を表し合掌して消え失せる。

出演者紹介
CAST

浦田親良
Urata Chikara

山本善之
Yamamoto Yoshiyuki

岡村宏懇
Okamura Hironobu

谷弘之助
Tani Konosuke