伝承の会

公演日時:2020/11/14(土・SAT) 13:00~
主催:京都観世会
演目:
(能)菊慈童        𠮷田和史
(舞囃子)絵馬       浦部好弘
              浦部春仁
              味方 慧
(狂言)舟船        茂山竜正
(舞囃子)橋弁慶      河村和重
              河村梓姫
(能)花月         深野和奏
入場料:
【一般発売日:10月14日(水)午前9時より】
   一般   ¥3,000
   学生   ¥1,500

 ◆定数になり次第、販売終了
 ◆第6期ワンコインサポーター会員は先行予約あり
 ※通信講座受講生、放送大学、老人大学は一般料金です。

演目解説

能  菊慈童      きくじどう
 時は魏の文帝の時代。酈縣山(れっけんざん)から流れ出る薬の水の上流を尋ね、勅使が山奥に入ります。そこで出会ったのは、七百年前、周の穆(ぼく)王(おう)に寵愛された一人の慈童。小さな過ちをし、酈縣山に流されていました。王の形見として渡された枕。そこに添えられた美しい言葉を、彼は菊の葉に書き記していました。そこから雫が滴り、不老不死の薬となっていたのでした。
狂言 舟船       ふねふな
 神崎(大阪・兵庫の県境)の渡しで「ふなやーい」と船頭を呼ぶ太郎冠者。主人が「ふね」だと注意すると、古歌を用いて「ふな」だと主張します。主人も古歌をあげて「ふね」だとやり返したものの、太郎冠者は次々と古歌を引用してきます。主人は奥の一手とばかりに謡曲『三井寺』の一節、「ふねもこがれて出づらん」と謡い出しますが・・・慌てて口を閉ざしてしまいます。
能  花月     かげつ
 清水寺の門前に花月という名の美しい少年がいました。幼いながら弁舌鮮やかに自らの名前の由来を述べ、小歌を謡って聴かせます。花を散らす鶯を弓で射ようと大袈裟に意気込んでみたものの仏の戒めを守って思いとどまり、改めて清水寺の縁起を聞かせます。そして羯(かっ)鼓(こ)を打ち、舞を舞いつつ、自らの数奇な半生を語り始めるのでした。

出演者紹介
CAST

𠮷田和史
Yoshida Kazushi

浦部好弘
Urabe Yoshihiro
日本能楽会会員

浦部春仁
Urabe Haruto

味方慧
Mikata Satoru

茂山竜正
Shigeyama Tatsumasa

河村和重
Kawamura Kazushige
日本能楽会会員

河村梓姫
Kawamura Azuki

深野和奏
Fukano Wakana