京都観世会6月例会
Monthly Performances (June)
公演日時:2023/06/25(日・SUN) 11:00~
主催:京都観世会
主催:京都観世会
演目:
(能) 賀 茂 河村浩太郎
(狂言)苞山伏 小笠原由祠
(能) 楊貴妃 台留 橋本擴三郎
(能) 錦 木 分林 道治
(能) 賀 茂 河村浩太郎
(狂言)苞山伏 小笠原由祠
(能) 楊貴妃 台留 橋本擴三郎
(能) 錦 木 分林 道治
入場料:
一般前売指定席券※WEB ¥8,000
一般前売自由席券 ¥6,000
一般当日券 (自由席) ¥6,500
学生券 (2階自由席のみ) ¥3,000
一般前売指定席券※WEB ¥8,000
一般前売自由席券 ¥6,000
一般当日券 (自由席) ¥6,500
学生券 (2階自由席のみ) ¥3,000
※通信講座受講生、放送大学、老人大学は一般料金です。
WEB予約・購入はこちら・・・・・・・・・例会会員入場券の年間会費・・・・・・・・・・
普通会員様と6回会員様は、会員券1枚につき2,000円の追加料金で
WEBにて事前指定が可能です。
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演目解説
しばらくして女体の御祖神が現れ、つづいて別雷神も出現して雷鳴をとどろかして国土を守護する神威を示すのだった。
脇能の一つではあるが、前シテが女性であることや、川辺の情趣など他の脇能にはない風情も味わえる曲である。
僧が二人の供養のために読経していると、男女の亡霊が現れ、三年間実らなかった恋の恨みを述べる。しかしながら懺悔を終えた男の亡霊は、「錦木は千束になりぬ、今こそは人に知られぬ閨の内見め」と言って喜びの舞を舞う。僧の回向によって執心を解脱した男は、今宵初めて女と盃を交わしたのだった。ただその喜びも所詮は夢の中のこと。いつしか夜が明けはじめると、亡霊たちの姿は野中の露と消え、風の音だけが残るのみであった。
錦木伝説を中心に、さまざまな和歌を多用して作られた、美しくもはかない恋物語。一転、前述の「錦木は千束に……」の歌をきっかけに場面転換し、喜びの舞へと変わる構造がこの作者にしては、唐突である。陸奥人の心の素朴な美しさに、機を織る音や虫の音が相俟って、秋の野趣的な詩感を盛っている。
出演者紹介
CAST
河村浩太郎
Kawamura Kotaro
小笠原由祠
Ogasawara Tadashi
日本能楽会会員
橋本擴三郎
Hashimoto Kozaburo
日本能楽会会員
分林 道治
Wakebayashi Michiharu
日本能楽会会員